search
とじる
トップ > その他 > 競輪人国記 兵庫(4)

競輪人国記 兵庫(4)

 69期がデビューしたときに「ハイタワー軍団」と呼ばれたのが稲村成浩(群馬)本田博(鹿児島)と沢田義和だった。沢田は185センチの長身で得意戦法は強引なまくり。坂東利則の弟子だが、平成4年4月にデビューすると、翌5年の競輪祭新人王戦では本田を破って優勝、近畿の星として活躍が期待された。
 平成9年の防府ふるダビでは吉岡稔真(福岡)児玉広志(香川)を破って優勝。GIIのタイトルホルダーになると、平成18年の奈良西日本王座では金子貴志-一丸安貴の愛知ラインをまくった市田佳寿浩(福井)にマークしてゴール前追い込み快勝している。
 33バンクは得意中の得意だが、番手が悪いとインにもぐり込んで外をどかしてからまくる。自在性あるレースぶりは穴ファンにとってはたまらない魅力だ。最近は連続失格とついていないが、もう一度波に乗ればSSクラスと対戦してもひけをとらない粘りを見せる。

 西郷剛(69期)も185センチ、100キロ、胸囲110センチの恵まれた体で平成11年の競輪祭では(1)(2)(1)(4)と暴れまくった。
 準決では小嶋敬二(石川)、山田裕仁(岐阜)をまくった金古将人(福島)を追い込んで優参を決めた。決勝は吉岡稔真(福岡)を追い込んだ小倉竜二(徳島)の4着に食い込んでいる。39歳になる西郷だが、展開次第ではまくりもある。3コーナーあたりから踏んで外を伸びるケースが多く、直線の長いバンクでは狙いごろだ。弟子の藤田真(89期)も今期からS級に上がり、練習仲間も沢田や藤田と事欠かないだけに、調子を維持する練習は怠っていない。
 近畿の3番手を回ることが多いが、地脚のある選手だけに、展開次第でG前は伸びてくる。まだまだ穴党には狙える選手だ。

関連記事


その他→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

その他→

もっと見る→

注目タグ