このCMに対して、「みちょぱはわかるけど、なんでダンディ坂野?」「ダンディ、久しぶりに見たわ」「いまだに『ゲッツ!』一本で勝負してんのか?」といった声が聞かれる。さらに、若い世代には「そもそもこの人誰?」といった声が聞かれた。だが、ダンディ坂野とマクドナルドには深い縁がある。
「ダンディ坂野は、2000年代初頭にブレークを果たします。一発ギャグ『ゲッツ!』も話題となりました。売れるまでに10年ほどかかった苦労人であり、その間はマクドナルドでアルバイトをしていました。経験を重ねすぎたため、店長よりも仕事ができるスーパーアルバイトとして重宝されていたようですね。さらに、お店側もいつでも戻ってこられるように籍を残しているそうです」(芸能ライター)
ダンディは2016年からマクドナルドのCMに出演している。アルバイト先と友好的な関係を築いていたからこそ、得られた仕事といえるだろう。アルバイト先と芸人の仕事が思わずつながる例はほかにもある。
「『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)でシュールなネタで話題をさらったトム・ブラウンは、コンビが別々のファミリーマートでアルバイトをしているそうです。ファミマは偶然にも『M-1』スポンサーのひとつですから、今後は何らかの仕事関係も生まれそうですね。ナイツの塙宣之やサンシャイン池崎などは売れるまでコールセンターのアルバイトをしていました。クレーム対応や、相手の空気を読んで対応していく作業が芸人の仕事と重なる部分があったようです」(前出・同)
お笑いは何でも芸の肥やしになりうるが、それはアルバイト体験も同様なのかもしれない。