キムタク以外のメンバーの独立のカギをにぎるのはSMAPの元担当マネージャーである。今回の騒動の発端ともなった人物だが、そんな彼女はすで事務所を離れ、都内に元大手芸能プロの役員が社長を務めるマネジメント会社を設立。その芸能プロは元マネージャーをバックアップしていたとされるため、その会社がキムタク以外の元SMAPメンバーがジャニーズから独立した際の受け皿になると見られている。
また、元担当マネージャーは、外国人観光客に人気の大手総合免税店の関係者が立ち上げた会社の社長に就任。同社の登記情報を見ると、目的の欄には〈日本コンテンツの海外発信事業〉〈映画製作〉などと記されており、中国芸能界への進出をうかがわせる内容となっている。
気になるのは、本当にキムタク以外の4人が事務所から離れた場合、彼らの現在進行中のレギュラー番組はどうなるのかというところだ。特に中居正広は多くの番組でMCを担当しているため、その動向は注目を集めるはずだ。「道義的に考えれば、現在の仕事は所属事務所が獲ってきた仕事。返すのが筋だが、SMAPは大きすぎる存在のため、なんとか落としどころを見つけるのではないか」と話すのは業界関係者。
芸能界の常識がどうであろうと、もし元SMAPのメンバーの仕事がある日を境にすべて白紙となれば、所属事務所のイメージが悪くなりすぎる。そこでマネージメント料やコンサルティング料などを払うことで、現在の仕事を継続させる方向で動くのではないかと見られているようだ。
とりあえず、ある日突然、キムタク以外の元SMAPのメンバーがテレビから突如としていなくなるということはなさそうだ。