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先週の新馬勝ち馬

 【中山】芝1200メートル戦はプレジャーランが人気にこたえた。勝ち時計の1分11秒5(良)は平凡だが、ラスト3Fのラップ11秒6→11秒9→11秒8が示す通り、最後もグイッとひと伸び。危なげなく逃げ切った。
 「セール馬にしてはカッカしないし、伸びしろはまだありそう」と手塚師がいえば、松岡騎手も「かなり走ってきそうな馬。マイルまではもつ」と好感触。米国のトレーニングセール出身にありがちな“単調さ”は見受けられず、順調にいけば朝日杯FS路線に乗ってきそうな素材だ。
 ダ1800メートル戦はジョニーロードが最後までしぶとい脚を発揮し、初陣を飾った。「理想通りの競馬ができた。ワンペースの馬なので、しばらくはダートで使いたい」と武市師。速いペースの競馬への対応が今後の課題となる。
 芝1600メートル戦は外枠不利という定説を覆し、上位4頭が0秒1差の中にひしめく激戦を制したのは、大外15番枠からスタートしたモンドール。
 勝因は馬の実力もさることながら、「ジョッキーがソツなく乗ってくれた」と古賀慎師が評価する田中勝騎手の好騎乗に負うところが大。当の田中勝騎手も「新馬だから最後まで追い出しを我慢させた」とにっこり。将来性については「まだ伸びしろがあるし、距離も融通が利きそう」と、二人の意見が一致した。次走は未定。

 【阪神】芝1600メートル戦を勝ったのは、単勝1・4倍と圧倒的な1番人気に支持されたワイドサファイア。直線内をスパッと突き抜けて快勝。上がり3F34秒3の切れ味はケタ違いだった。牝馬としては488キロと馬格に恵まれ、たくましい。将来性豊かな馬の出現だ。
 福永騎手は返し馬でポロリと落ちたが、馬を捕らえたまま。「放馬さえしなければ、勝てると思っていた。やっぱり、すごい」とホッとひと息。
 藤原英師は「攻めは走るし、能力はある。差す競馬は予定通り。折り合いとか、いろいろ教えることはある」といいながらも満面の笑み。
 芝1400メートル戦は1番人気のハロースカーレットが好位からそのまま押し切った。4角では先行馬が外へ膨れて、そのアオリで弾かれる不利もあったが、それを跳ね返してのVは価値がある。
 武豊騎手は「攻めは地味だが、芝にいけばやれる感触はあった。よく踏ん張ってくれた」と。
 石坂師は「上で通用するにはもう少し成長してほしいね」。
 ダ1800メートル戦は2番人気のタガノブリオレットが逃げ切った。少頭数で前半1000メートルを68秒2の超スロー。福永騎手も「誰かがきたら一緒に行こうと思ったが、誰もこなかったから」。楽な先行ペースから直線も後続を寄せ付けず2馬身半差の勝利。
 「最後は物見していた。馬もいいし、まだ時計も詰められるよ」と同騎手。
 見栄えする馬だが、今回は楽な流れ。ある意味では次が正念場になる。

 【札幌】芝1800メートル戦は5番人気のステイマックスが快勝。8頭立てながら後半戦の目玉となっていた評判馬のアムールマルルー(3着)を競り落としての勝利は価値が高い。
 「まだ子どもっぽいですが、素質はかなりありそう。これから競馬を覚えていけば、良くなると思います」と三浦騎手。444キロの馬体は小ぢんまりと映るが、その分、伸びしろはかなりありそう。平凡な勝ち時計も今日のレースぶりなら流れ次第で短縮は十分可能だ。
 芝1200メートル戦は7番人気の低評価を覆し、ジェットローズが優勝。中団追走から徐々に進出を図り、直線の追い比べを1馬身4分の3差制した。
 「急きょ、頼まれたが、いい位置で競馬ができたし、フットワークが軽くて追ってからもしっかりしている。なかなかセンスがあるね」と藤田騎手。並ぶといかにもしぶとそうなタイプで、クラスが上がっても相手なりに走れそうだ。

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