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丹下日出夫の若駒通信簿 ロードシップはクラシック向き

 新馬戦に下ろすまでに、どのような調教過程を経てきたのか。タイムはもちろんだが、坂路かコースか。コースはどの部分を通ってきたのか。併せ馬は外か内か。誰が乗っているのか等々、チェックポイントはいくつもあるが、クラシックを目指す牡馬ならば、5Fよりは6F追い。負荷のかけ方も違うように思う。

 福島・芝1800メートルの新馬を勝ち上がったロードシップは、主戦の松岡騎手が跨り、関東では珍しい6F追いを早くから敢行していた。
 「マンハッタンカフェ×ミルジョージの長距離砲だし、もしかしたら」の思いはあったが、3コーナーから、持ったままでひとマクリ。
 開催3週目で前夜は雨。しかも、今季の福島はオーバーシードの洋芝という馬場コンディションを考慮すれば、1分50秒7という走破タイムも、36秒6の上がりも許容範囲。前記した血統と、それに見合う馬体の造りを思えば、一介の早熟馬でもない。
 「次は札幌に行こうかな(当然2歳S?)」と、相沢調教師がモゴモゴ言っていた(笑)が、札幌と似た洋芝を経験した意味も大きい。

 この後、札幌の1500メートルか1800メートルで、どのような馬が出てくるかの相手待ちになるが、中距離重賞の路線に乗ったことは確かだろう。
 ロジユニヴァースのダービー以来、吹き始めた関東の追い風を少しばかり加味し、通信簿は4としましたが、ひいきしすぎですかね(笑)。
 札幌開催も3週目となり、新馬戦もエンジンがかかってきた。土、日曜に芝1200メートル戦が2鞍組まれていたが、牝馬限定の土曜日のステラリードは、上がり34秒3で1分10秒0。対する日曜日の牡馬混合戦のキョウエイアシュラは、34秒6の上がりで1分10秒5。
 走破タイム、ラップともに、ステラ上位は一目瞭然。函館2歳Sのフロントランナーに躍り出た観がある。436キロの馬体をどう維持するのか。牝馬限定路線を選んで慎重に摩耗を防げば、はるか桜花賞も見えてくるとは思うが…。
 福島・芝1200メートルのクリアキーと、阪神・芝1200メートルのシンメイフジは、湿り加減の荒れ馬場を考慮しても、少し時計が平凡。時計更新を当面の宿題としておきましょうか。

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