『つるのバランス』には、仕事、趣味、子育てを楽しみながら送っているつるのが、自身のプライベートを満載。“趣味がなくて困っている”という声を聞く中で、それなら本を作ろうと企画が持ち上がり、約1年間かけて、完成したという。屋根裏の将棋部屋、子どもとバーベキューができる中庭、完全防音の音楽スタジオなどがある、多趣味なつるのの自宅も公開され、好評発売中。
つるのの多趣味は小学校2年生から始まったという。アニメ『キン肉マン』や『ガンダム』の消しゴム、ビックリマンチョコのシール、アイドルグループ「おニャン子クラブ」などにはまり、極めつけは「堀ちえみさん」。堀ちえみはテレビドラマ「スチュワーデス物語」(1983)でブレイクした女優だが、つるのは、「東京へ行って堀ちえみさんに会う」ために芸能界に入ったことを語った。
そんなつるのだが、趣味を仕事に活かしたり、生活の中に遊びを取り入れるなどの「バランス」が大切だと気が付いたという。オフの日は朝5時半に起床し、それも、サーフィンで朝の波が好きだったり、育児休暇中に子どもの弁当を作っているうちに、規則正しい生活ができあがっていたそうだ。『つるのバランス』は、「力を抜いて作ったので、力を抜いて読んでほしい」とメッセージを送った。(中村道彦)