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「ヲタク記者は見た!」鳩山マスクの作り方

 いよいよきょう16日に鳩山新政権が誕生するが、オガワスタジオ(本社=埼玉県さいたま市)の工場ほどそれを実感させられる場所はない。工場内が民主党・鳩山由紀夫代表のマスクであふれかえっているからだ。

 パーティーグッズなどの製造・販売を手掛ける同社が7月に発売した「平和の鳩山くん」というそっくりさんマスクに注文が殺到。フル稼働で増産態勢をとっている。
 工場を訪ねると、小川博久社長が製造過程を説明してくれた。まず、デザイナーの描いた鳩山代表の顔から、人形の頭の「石膏の型」をつくる。型の内側にマスクの原料であるラテックスを流し込み、5分程度で取り出す。型には薄い膜が残りこれでマスクの原型が完成。丁寧に取り出し、肌、髪、さらに目、眉毛と色をつけて仕上げる。天然素材なので地球にやさしい商品だ。

 問題は、ひとつの型から70個程度しか生産できないこと。石膏が崩れてしまうので原型をつくり直さなければならない。ベテラン職人による手作業のため、大量生産は難しいという。
 それにしても、ベルトコンベアで次から次へと鳩山氏の顔が流れてくる光景は圧巻。小川社長によると、政治家のマスク第一号は小泉純一郎元首相。今年4月に麻生首相をモチーフにした「アキバの太郎くん」を販売したところ、選挙前は鳩山代表よりも麻生首相の売り上げのほうが伸びていたという。政治家のマスクで最も売れたのはオバマ米大統領。昨年12月の発売以降、計約8000個を売り上げるヒット商品になった。
 新商品には民主党の小沢一郎氏を考えており、「お体を大切にしてほしい」(小川社長)と健康を気遣っていた。
 ノリのよい小川社長は従業員と、鳩山、オバマ両氏のマスクをかぶって一足早い「日米首脳会談」を演じてみせた。鳩山マスクは税別2200円。全国の量販店などで購入できる。

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