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『流行語大賞発表』あまりの世間ズレに「もうやめたら」の声が続々噴出

 今年流行した言葉を決める『2018ユーキャン新語・流行語大賞』が12月3日に発表され、年間大賞に平昌五輪のカーリング女子日本代表が発した「そだねー」が選ばれた。

 その他トップテンには、サッカーW杯で活躍した大迫勇也選手を称える「(大迫)半端ないって」、NHKの番組『チコちゃんに叱られる!』から「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、日本ボクシング連盟の“審判不正問題”から「奈良判定」などが選ばれている。

 ネット上では早速、「なぜそれが選ばれたのか?」や「なぜあれが選ばれていないのか?」といった“異論”が続々と噴出している。中でも特に多くの人が違和感を抱いたのは「ご飯論法」のようで、以下のようなコメントが書き込まれている。
《「ご飯論法」とか初めて聞いた。絶対流行してないと思うが》
《「ご飯論法」が入るくらいなら「首相案件」の方がよほどピンとくる》
《「ご飯論法」だけ初耳だったからググったわ(笑)》
《去年の「忖度」は散々メディアで使われたけど、「ご飯論法」はゴリ推し》
 ちなみに「ご飯論法」とは、「朝ごはんは食べなかったんですか?」という問いに対し「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが黙っておきます)」という“ごまかし”や“すり替え”の論法のことを指す。国会における政権側の答弁を揶揄して、法政大の上西充子教授がツイッターに投稿したことから広まったとされている。

「何人かの選考委員は日頃から政権に批判的な発言をすることが多いため、政権支持者らからは『選考が偏っている』『何が何でも政権批判しないと気が済まないのか』といった声が上がっているようです。2015年の『アベ政治を許さない』、16年の『保育園落ちた日本死ね』あたりからその傾向は顕著ですね。政治絡みの言葉は例年何かしら入ってくるのですが、近年は特に批判色が強いと感じている人が多いようです」(全国紙社会部記者)

 また「ご飯論法」を除いても、全体として「しっくりこない」という声は多い。
《記憶にも残っていない言葉を無理やり候補に挙げるのはいいかげんやめてほしい》
《『○○メンバー』が入っていない時点でおかしい》
《実際使ったのは『半端ないって』ぐらい。他は全然》
《10代とは言わないがせめて20代の人も選考委員に入れれば?》
《無難という印象。マンネリ化してるし、もうやめた方がいい》
《あえて言うなら大賞は『平成最後』でしょ。流行語大賞も平成で最後にしたら?》
「当然ながら、たとえばスポーツに興味がなければ『半端ないって』や15年の『トリプルスリー』が初耳だったという人もいるでしょう。選考委員との年齢差や環境の違いなどによって違和感が生まれるのは、ある程度仕方ないかもしれませんね」(同・記者)

 結局のところ、流行語というのは人それぞれということか。

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