番組内で武智が話すところによると、元プロボクサーの父親と少林寺拳法の有段者である母親のもとで育った影響が大きいという。夫婦げんかでは、手を出す父親に、母親がビール瓶で応戦。母親は“見たことのない正拳突き”を父親のアゴに浴びせていたという。両親の激しい争いは終わることがなかった。この光景を見続けた武智は、いつからか屈折していき、気づけば“ヤンチャ”になっていたそうだ。
武智と言えば、2016年12月にNON STYLE・井上裕介の運転する車とタクシーが接触事故を起こした際、助手席に同乗していたことでも知られる。武智は問題発覚後、井上とともに3ヵ月謹慎。芸能活動を自粛せざるを得ない状況となった。
くしくも武智は、同年の『M-1グランプリ2016』で3位となり、注目を浴びたばかり。これ以上ない最悪のタイミングだった。謹慎中は時間の余裕があったからか、マスクを着用し、街をブラつく武智の姿が目撃されている。ネット上には「井上の車に同乗してただけで…」「かわいそう」などと武智に同情する声が寄せられた。
謹慎が明けると、井上はスムーズに仕事を再開した。一方の武智は、定期的な劇場への出演と単独ライブ、テレビの露出は関西ローカルの深夜番組のみと仕事が激減。人生初の円形脱毛症になった。事故を起こした当事者・井上と、あまりに明暗が分かれたことによるストレスだった。
ところでこの2人、あの事故以降、関係性は崩れてしまったのだろうか。
「昨年5月、『痛快!明石家電視台』(毎日放送)に井上と武智はそろって共演していますし、仲違いはしていないようです。ただし、同番組で謹慎後に初めて会ったと語っていますから、関係者に相当気を遣っていたのでしょう。武智さんは、元ヤン芸人で結成された“武智軍団”を率いるほどのヤンチャキャラです。少しでも問題を起こせば、芸能界に返り咲けないこともあり得ますからね」(芸能ライター)
昨年は予期せぬ出来事で苦汁をなめたものの、2015年から3年連続でM-1グランプリ決勝進出という見事な結果も残している。今年は、スーパーマラドーナにとってM-1グランプリ最後の年。ぜひとも飛躍の年になるよう期待したい。