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バンクーバー五輪 参加するだけでは意義がなかった!? 「責任者は辞任しろ!」ロシア メドベージェフ大統領が激怒

 バンクーバー五輪で、日本は銀3、銅2となり、結局金メダルは「ナシ」に終わった。スキージャンプや複合など、日本が過去に得意としていた競技では世代交代が上手くいかず若手が伸びていない現状が露呈され、今後の課題となりそうだ。ただ、五輪を国威発揚のために利用する国は世界中でも多く、純粋に競技を応援し、感動を共有しようなどという国の方が少数派だともいわれている中で、日本のように“今後の課題”などと呑気なことを言っていられる国ばかりではないようだ。

 かつて米国と並ぶスポーツ大国であったロシアは今回、国別のメダル獲得数ランキングでは11位と大不振。「川口悠子が出場したフィギュアのペアでメダルが獲れなかったことはロシア国民にとっても相当ショックだったようです。この種目はロシアのお家芸でしたから」(スポーツ紙記者)。

 この結果を受け、メドベージェフ大統領みずから五輪の強化担当者の責任問題に言及、辞任しないのならこっちから解任してやると怒りが収まらない。もちろんメディアも責任論で大騒ぎ、担当者たちが恐怖に怯える日々を送る中、ムトコ・スポーツ観光青年相はバンクーバーから帰国してすぐに空港で辞意を表明した。日本でも、スポーツの国際大会で成績不振となればメディアを中心に責任論が浮上することはある。しかし、国家元首が責任論に言及することはまずないだろう。ロシアチームは五輪に参加するだけではまったく意義がなかったようだ。

 もし、ロシアチームが日本のリュージュ、スケルトンのように不用意な失格で貴重な舞台を棒に振るようなことがあれば、その担当者はいったどうなってしまっていたのか…。想像するだけでも恐ろしい。

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