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戦極 泉浩 「柔道捨て」大バクチ

 「戦極〜第十陣〜」(9月23日、さいたまコミュニティアリーナ)でプロ格闘家デビューを果たすアテネ五輪柔道銀メダリスト泉浩が27日、都内で会見。柔道家としてのイメージを脱却、初陣を前にまさかの打撃勝負を宣言した。なぜ打撃にこだわるのか。その胸の内は。

 殴り合い結構。この日、行われた会見では、泉のデビュー戦の相手が発表されアンズ・“ノトリアス”・ナンセンに決定。ナンセンは、これまでにWKBFキックボクシングのクルーザー、ヘビーと2階級制覇しており、典型的な打撃の選手だ。
 初戦の相手が決定した泉は「正直、打撃で勝負したいと思います。それが自分のファイトスタイル。完成に近い自分の試合が出来ると思います」と宣言。ストライカーといきなり打撃勝負するという。

 泉のバックボーンは柔道。同席したワールドビクトリーロード(WVR)の國保尊弘取締役も「グラウンドでは泉選手、スタンドではナンセン選手」と語るように、相手の土俵では不利は否めない。では、なぜそこまでして打撃にこだわるのか。
 「グラウンドの前には必ず打撃がある。組み技をやらないというわけではなく、打撃中心の試合を作っていきたい」と明かした。
 すでに安生洋二に指導を仰ぎ、1日に5、6時間打撃中心の練習をこなしている。出けい古にも積極的に出向き、UFCで活躍している岡見勇信とのスパーリングも経験。先週1週間は鹿児島で走りこみ中心のメニュー合宿を敢行し、徹底的にいじめ抜いた。
 その結果「安定した下半身からの打撃。打撃全般に自信があります。すべてに対して自信を持ってます」と磨きがかかった。
 すべては戦極で天下を獲るため。「この階級で一番強い男になりたい」この世界で生き残るために泉が選んだのは打撃。柔道家から総合格闘家へと華麗なる“チェンジ”を果たすことができるのだろうか。

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