事の発端は先月23日の今井のブログで、自身が脚本・演出を手がける来年3月上演予定の「手をつないでかえろうよ」に酒井が女性のメインキャストとして出演することを発表していた。
ところが今井は6日に更新したブログで、「先日酒井法子さんの事務所が酒井さんの降板を申し入れてきました」と報告。酒井の事務所社長とは話し合いを持ったそうだが、「まぁーいわゆるドタキャンの理由を聞いたのですが、明確な理由はいただけず“出演承諾はしていない”との一点張り」と酒井が降板に至った事情を説明していた。さらに今井は、「自分は、彼女のコンプライアンスの問題でスポンサーの半分以上は拒否され、劇場も貸していただけない状況の中で、私は彼女との出演の約束を果たすべく相当の根回しと努力をしたのですが、理解してもらえませんでした。非常に残念です」と率直な心境を打ち明けていた。
しかし、やり玉に挙げられた酒井の事務所は各スポーツ紙などに対して「正式に契約した覚えは全くない」、「事務所と契約を交わしていないのに、出演する方向で進められていた」などと真っ向から反論。「ドタキャンだとブログに掲載するのは、舞台の宣伝なのではないか、と思わざるを得ない」と暗に“逆プロモーション説”を主張した。
「今井は典型的な昔気質の芸能人。よく舞台を手がけているが、当然、契約書の類いはないので、口約束レベルで酒井が出てくれるものと思い込んでいたのでは。主演舞台ドタキャンで主催者側と裁判沙汰に発展している土屋アンナの場合、主催者サイドがしっかり書類を押さえているので提訴に踏み切ったが、今井の場合、土屋の件と比べるとあまりにもお粗末だった」(芸能記者)
どうやら、酒井サイドの主張が真っ当だったのか、今井は7日にブログを更新し、「今日、マスコミで彼女の事務所が出演承諾を完全否定しました」とし、「その事に関してはもう何も反論しません全て受け止めます」と“全面降伏”。「ただ、酒井法子さんは何も悪くないしこんな騒動に巻き込んだ全ては、この今井雅之が悪いです」などと謝罪した。
「(酒井と)一緒に舞台に立ちたかったのは事実」と本音をさらけ出しただけに、ダメ元で今度は正式に出演をオファーしてみては?