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渚ようこの新宿ゴールデン街通信局

 この場でも何度かお伝えして参りましたが、いよいよ本日30日午後8時から渋谷の青い部屋でライブを行います。ギター一本のアコースティックライブだった5月のステージとは異なり、今回はバンドのWaSaBi!(Key/すみださとし、B/Cokky、D/アフロ)と一緒。また、ギターにザ・コレクターズの古市コータローさんをお招きしているので、彼のファンの方も是非どうぞ。ここだけの話(でもないけど)、あの「クレヨンしんちゃん」のお母さん、野原みさえもコレクターズのファンだそうです。ライブの模様は来週ここでお伝えしますね。
 話は変わりまして、8月10日にリリースされた、ある1枚のアルバムを紹介します。タイトルは「オリーブの樹の下で」=写真。アーチストは「響」…PANTAさんと菊池琢己さんのアコースティックユニットです。このアルバムには、日本赤軍の最高指導者だった重信房子さんが書いた詩にPANTAさんが曲を付けた作品を中心に全8曲が収録されています。また、重信さんの娘メイさんが作詞した曲もあり、彼女自身もレコーディングに参加しています。

 重信さんはパレスチナから秘密裏に帰国していた2000年11月、大阪府高槻市で逮捕されました。06年2月、東京地裁で懲役20年の有罪判決を受け、現在上告中です。05年の中ごろ、重信さんの裁判に通っていたPANTAさんは、いつも傍聴席にいるメイさんと知り合いになり、いつしか重信さん本人と手紙をやり取りする間柄になっていました。
 歌集「ジャスミンを銃口に」を出版するなど、もともと重信さんの短歌の才は有名です。往復書簡で重信さんとPANTAさんの間に共作の話が出てきて、それが今回のアルバムにつながりました。ただ、重信さんの書く詩は対象についての執着心が強過ぎ、普遍的な音楽としては無理があったので、PANTAさんは作詞に際していくつかアドバイスしたそうです。日本の音楽史上、初の試みとなったこのアルバム。ぜひ一度、耳を傾けてみて下さい。

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