同番組でも、相方のくっきーが「改名したい」と伝えた時に、すんなり受け入れたり、引きこもりの子どもを救う企画で、突然部屋に引き込まれて一人の状況になっても受け入れるなど、奇人ぶりを発揮してきたロッシー。プレゼンターのサバンナ・高橋茂雄も彼を「世界一ピュアで優しい男」「怒りとか不審に思うとかの感情が一切ない」と紹介した。
VTRでロッシーの奥さんも登場。奥さんからは、コンビニの入り口にある防犯用の身長測定シールを測定器と勘違いして嬉しそうに測ったり、千切りキャベツについては“万切りキャベツ”があると思っていたなど、次々とエピソードが飛び出した。
検証では、預かった荷物が重たい、タクシーが目的地と逆方向に行って料金を払わせる、マッチ売りの少女から1000円のマッチを買う、胃の中にスイカの種が発芽しているなど、様々なドッキリを行ったが、まったく疑うことがなかった。数日間検証をした後、スタッフが「最近変わったことはなかったか?」と問うと、不思議そうな表情を浮かべ、「年号変わったとか?」「思っている以上に寒いとか?」と、まったく意に介していない様子を見せていた。
「Twitterでは、“ロッシー”がトレンド入り。“最高すぎて言葉が出ない”、“マジで天使”、“これだけピュアだと詐欺に遭いそう”などの声がありました。天然ではあるものの、子どものことを一番に考えたり、簡単にお金を貸さなかったり、しっかりしている側面もあったのが好印象を与えた理由でしょう」(エンタメライター)
ロッシーの奇人ぶりは、若手の頃から知られており、たびたび番組でも取り上げられていた。『やりすぎコージー』(テレビ東京系)では、当時まだ無名だったロッシーの企画を放送するほどだったという。
「番組内では、彼のエピソードが語られるだけでなく、ロッシーが“ほうほう”という人形を飼っていると言い、『やりすぎ』で何度も取り上げられていましたね。今回『水ダウ』がお手本になったので、他の番組でも呼ばれることでしょう。小峠英二が先に売れて、あとから西村瑞樹のサイコパスな面が浸透した、バイきんぐのような形になるのでは?」(同上)
ロッシーは、2010年10月に公開された映画『無知との遭遇』に主演している。この映画は、千原ジュニアらが仕掛け人となり、ロッシーを「宇宙人から地球を守る救世主」に仕立て上げるドッキリにかけるという壮大なもの。この作品でもロッシーのピュアでまっすぐな正義感が前面に現れており、お笑いファンの間で話題となった。今回の『水ダウ』の放送で同作を思い出す人も多かったようだ。
何かとくっきーがフィーチャーされがちな野性爆弾だが、ロッシーの魅力が世間に浸透すれば、これまで以上に2人で活躍する日も近いだろう。