「タイガーマスクW」は1969年から放送されていた超人気作「タイガーマスク」のリバイバル版というだけではなく、新日本プロレスの人気レスラーが実名で多数登場していることもあり、プロレスファンの人気も集めている。また、地上波だけではなく、AbemaTV、Amazonビデオ、新日本プロレスワールドをはじめとする19サイトでも配信されており、様々な環境で視聴可能だ。
新日本プロレスのリングにもタイガーマスクWが上がり、レッドデスマスク、タイガー・ザ・ダーク等のアニメ登場キャラクターや、オカダ・カズチカ選手らと対戦し、プロレス界でも話題沸騰中で、新日本プロレス参戦時の勝利時のテーマ曲や、ライバル選手の入場テーマも収録されている。
新日本プロレスの真壁刀義は本作について、「タイガーマスク」に“本物のプロレス”と呼んでいるものの原点を見せてもらったと、アニメサントラの構成や解説を得意とするライターの腹巻猫が行ったCDブックレット内のインタビューで語っており、「タイガーマスクW」は今の時代に適した形で男同士の闘いや善と悪との戦い、そして何より“あきらめない心”が描かれている作品だとしている。
そんな本作のサウンドトラックを手掛けるのはアニメ音楽界の巨匠・高梨康治。代表作には格闘技「PRIDE」テーマ曲のほか、「NARUTO-ナルト-疾風伝」、「プリキュア」、「地獄少女」、「FAIRY TAIL」、「美少女戦士セーラームーンCrystal」など名だたるアニメ作品の劇伴を手掛けており、アニメサントラファンからも注目を集めている。
(C)梶原一騎・辻なおき/講談社・テレビ朝日・東映アニメーション