第8話は、英治(塚本高史)と桜子(咲妃みゆ)の結婚式が開かれることになり、英治が桑野を招待しようとするも、桑野はなぜか苦い顔。周囲の勧めもあり、結婚式に出席することを決めた桑野だったが、英治は桑野にスピーチを依頼し――というストーリーになっていた。
この日の放送で、作品ファンが歓喜する一幕があったという。
「最終的に自分の言葉でスピーチすることになった桑野ですが、これまでの英治との思い出も振り返り、『15年前、僕のとこに初めてやってきた英治が、本当に何もできなくて。そんなダメな男ですが、ただひとつ、彼はどんな辛いことからも逃げなかった』『そんな英治に支えられて、なんとかここまでやってこれたんです』と語る場面がありました。また、前作の『結婚できない男』(同)での、桑野と英治の姿も流れ、視聴者からは『いいスピーチ!』『ここで過去映像はやばい…』『英治が泣きそうになった瞬間、私も泣いた』といった称賛の声が殺到。前作ファンの心に刺さる憎い演出となっていました」(ドラマライター)
さらに、しっかりと笑いどころも用意されていたという。
「当初、まどか(吉田羊)にスピーチのゴーストライターを依頼していた桑野でしたが、『3つの袋』という定番のスピーチを出していたため、却下。しかし、いざ本番ではいい話をしたのにも関わらず、『そんなふたりに今日は3つの袋を贈りたいと思います』と切り出し、まさかの袋の話をする展開に。決めるところは決め、ファンも号泣だったのにも関わらず、まさかのこのオチに『結局するんかい!』『最後台無しにするところ桑野さんらしい』『最後で笑わせてくれてありがとう』といった声も上がっていました」(同)
最後の最後に笑わせるところに桑野らしさを感じる視聴者も多かったらしく、オチに称賛の声も集まっていた。