2005年に乳がんと診断されたカイリーは、以前ステージでのパフォーマンス前は極度の緊張状態にあった。「ガンになった後、これはストレスが原因で病気になったのか、病気のせいでストレスを感じているのか。どっちが先に始まったのかを考えていたの」「公演の前はいつも極度の緊張状態で、いつも心の中に『私は歌えない、これが出来ない、あれも出来ない』っていう小さな声が聞こえていたわ」
しかしカイリーは今ではステージに上がることへのストレスは感じていない。「もうステージでのパフォーマンスに関してストレスは感じないわ。いろんな理由がオーバーラップしていると思うんだけど、多分自分の中でテンポが合うようになってきたのね。すごく嬉しいわ。これって、他人から与えてもらうことなんて出来ないでしょ。苦労して自分でそれを勉強しないといけないわよね」「自分のキャリアの中で、自分が全てを手に入れたようになった時に限っていろいろなことが起こるものよ。だけど、そのためにはたくさんのトラブルを乗り越えていかないといけないわ」