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桃太郎は桃を食べたお爺さんとおばあさんが夜の営みをして生まれた

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提供:週刊実話

国民的民話のヒーローは実は教育に悪かった!

 「この子は桃から生まれたから、桃太郎と名付けよう」とは、有名な日本の民話・桃太郎の命名シーンの一節だ。

 川から流れてきた大きな桃を拾ってきて割ったところ、中から赤ん坊の桃太郎が出てきたという逸話は誰もが知るところだう。しかし、実はこの逸話は明治時代頃にそれまで主流だった設定が変更されて広まったもので、それ以前の話では普通にお婆さんが桃太郎を生んだものとして描かれていたという。

 事実、宝暦3年(江戸時代)に書かれた『桃太郎物語』によれば、川から拾ってきた桃を食べたお爺さんとお婆さんが不思議な力で若返り、激しい夜の営みをして桃太郎を生むといったなかなか生々しい誕生秘話が描かれている。しかし、この後、明治20年に桃太郎を国定教科書に載せる際に、この設定は「桃から生まれる」というものに変更された。おそらくエロすぎて教育に悪い、という理由だろう。

 ところで、教育に悪いという話でいえば、桃太郎が改変された後の明治44年に『尋常小学唱歌』に初めて掲載された童謡『桃太郎』の歌詞も、エロとは別の意味でR指定が入りそうなもので、実に興味深いのでご紹介しておこう。

 「桃太郎さん桃太郎さん お腰につけたきびだんご〜」の出だしで始まるこの歌は、全部で6番まであるが、4番では「つぶしてしまえ鬼ヶ島」と犬・猿・キジをけしかけるような歌詞や、5番では「おもしろい おもしろい」と鬼を面白半分で斬り殺すさまや、「残らず鬼を攻めふせて ぶんどりものをエンヤラヤ」と皆殺しにしてその財産を強奪している様子を描写したような歌詞があることは意外と知られていない。

 エロについてはちゃんと規制した当時の大人たちが、一転してこの歌のバイオレンス描写についてはまったくもってスルー。時代も変われば倫理観も変わるので、当時としてはこの歌詞は特に問題なかったのだろうが、こんな歌を当時の子どもたちが純真無垢に歌い上げていたのかと思うと、なんとも複雑な気持ちにならないだろうか…?

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