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エビのシッポはゴキブリの羽と同じ成分、同じなのは成分だけでなく味や食感もそっくりらしい…

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提供:週刊実話

 子どもから大人まで広く愛される天ぷら料理。その目玉といえば、やはり“エビ天”だろう。口の中でプリプリと弾けるエビと、衣のサクサクとした食感のハーモニーはもはや「和食の王道」ともいえる貫禄だ。

 さて、そんなエビ天を食べる時、あなたは最後に残るシッポをどうしているだろうか? そのまま残してしまう人も多いが、「一緒に食べてしまう」という人もけっこう目にする。中には「素揚げされたシッポのカリカリとした食感がたまらない」というシッポ・ファンもいることだろう。

 しかし、そんな「食べる」派の読者には、残念なイヤ〜な知識をお知らせしなければならない。実は成分から言えば、“エビのシッポはゴキブリの羽とまったく同じもの”なのだ! な、なんだってー!?

 説明すると、ゴキブリの羽は『キチン質』でできており、これはエビのシッポを形成しているのと全く同じ物質。あえて乱暴な物言いをすれば、我々がエビのシッポを食べるというのは、そのままゴキブリの羽を食べているのと(成分的には)同じと言うこともできてしまうのだ。オェェ!

 実際、食用にもされるマダガスカル・ゴキブリを食べた人が味を例えるのに、「エビに似ている」という表現をすることが多い。素揚げにして食べると非常に食べやすく、目隠しすれば区別がつかないほどだともいわれており、ゴキブリは将来の食料不足に備える「昆虫食」研究の分野では有望な食材として注目を集めている。それくらいだから、エビとゴキブリは意外と似た食材(?)なのかもしれない。

 ただし、これはあくまで成分の話。キチン質は多くの昆虫類や甲殻類に共通しているもので、カニやカブトムシ、トンボ、蝶の表皮を形作っているのも全く同じものだ。何もエビとゴキブリに限った話ではないので、あまり気にしても仕方ない。「成分的に同じ」と言ってしまえば、人間は誰しも成分的には同じものでできているので“堀北真希とハリセンボンの箕輪はるかは同じ”という理屈も成り立ってしまう。そう考えてみると、同じようで「全く違う」のがよく分かる…。

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