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訴訟の準備も進行中? 大ヒット映画『カメラを止めるな!』にパクリ疑惑

 都内の劇場わずか2館の公開から始まり、現在、すさまじい集客ぶりが話題になっている映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)だが、パクリ疑惑が浮上していることを、発売中の「フラッシュ」(光文社)が報じている。

 同作は6月23日にわずか都内2館で公開されて以降、口コミを中心に評判が広がり続け、累計上映館数が全国190館を突破した。

 大ヒットを受け、オリジナル・サウンドトラックCDと新たなオリジナルグッズの発売が決定。役所広司、斎藤工、HKT48の指原莉乃ら、芸能人がこぞって絶賛している。

 8月18日〜19日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)では、先週の11位から8位にランクアップ。累計興収は8億円を突破し10億円超えも射程圏内に入った。

 そんな中、同誌にパクリ疑惑を主張するのは2011年から2014年まで劇団「PEACE」を主宰していた和田亮一氏。

 和田氏によると、「カメラを止めるな!」は11年に初演され、13年の再演時には上田監督も観劇していた、和田氏が演出した舞台「GHOST IN THE BOX!」を元に製作されていたことが判明。

 弁護士に相談したところ、著作権侵害の可能性が高いことから、現在、訴訟の準備を進めているというのだ。

 同誌に対し、「カメラを止めるな!」の製作サイドは「著作権侵害がなされている認識はございません」と回答。双方の主張は真っ向から対立している。

 「今回の報道により、より映画が注目を浴び、さらには、元になった舞台の方にも関心が集まりそうで映像ソフト化されるのでは。結果的に、どちらにとってもマイナスがない形で決着しそうだ」(映画業界関係者)

 もし公開中の作品が法廷闘争となれば前代未聞の事態。いろんな意味で映画史に名を残す作品になりそうだ。

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