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第7回JBCスプリント フジノウェーブが地元の意地見せる快挙

 大井競馬場では10月31日、“ダート競馬の祭典”「第7回JBCスプリント」(JpnI 1200m)と「第7回JBCクラシック」(JpnI 2000m)が行われ、地方、中央の豪華メンバーによる熱戦が今年最後のトゥインクル開催を華やかに彩った。スプリントは地元大井の大将格に成長したフジノウェーブが優勝。地方馬によるJBC初制覇の快挙を成し遂げた。クラシックはJRAのヴァーミリアンが快勝し、5冠目を獲得した。
 過去6年間、中央競馬所属馬の独占市場だったJBCのタイトルがついに地方に。帝王賞で11着に敗れて以来、4カ月ぶりのレースで7番人気の低評価に甘んじたフジノウェーブ(牡5歳、大井・高橋三厩舎)だったが、好位4、5番手から直線で外に出されると弾けるように持ち前の切れ味を発揮。クビ+クビ差の接戦を制した。勝ち時計は1分11秒0(良)。

 馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れ、予定を変更してぶっつけ本番に。「急仕上げ気味で、デキは7割程度」と戦前に話していた高橋三師は「本当に頭が下がる。改めてすごい馬」と驚きを隠さなかった。
 1997年に帝王賞を制したコンサートボーイ以来、実に10年ぶりとなった大井所属馬の古馬統一GI制覇。名実ともに“大井の大将”となったウェーブは次走に「第14回アフター5スター賞」(SIII 1200m 30日 大井)を予定している。

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