皐月賞の上位3頭が有力なのは認めるが、人知の及ばないダービー独特の雰囲気と舞台装置を考えると新たなヒーローが誕生するシーンは十分ある。その馬は、TR・青葉賞で驚異のパフォーマンスを披露したフェノーメノ。
最後の200メートルで2着エタンダールを0秒4差突き放した強さは、次元が違った。ポテンシャルはここでも互角以上の評価を与えられる。分けても、本番と同じ2400メートルを勝っていることと、東京コース3戦3勝の実績はアドバンテージだ。もう一つ、皐月賞上位馬と初対決なのも魅力だ。
緩急自在に動けるセンスの良さも強調材料。多頭数競馬では大きな武器になるからだ。状態は益々快調だし、期待したい。相手は、皐月賞馬ゴールドシップと、2着馬ワールドエース。
◎11フェノーメノ
○6ゴールドシップ
▲8ワールドエース
△10ディープブリランテ、17グランデッツァ
☆東京9R「むらさき賞」(芝1800メートル)
休み明け2戦目で走り頃の、リヴェレンテが狙い目。
能力のほどは、昨秋の6回阪神競馬「猪名川特別」で、タムロスカイ(5歳オープン)相手に0秒3差の圧勝劇を見れば一目瞭然。<3107>と、まだ底を見せていない分、プラスアルファも大きい。ここまで2勝を挙げる、ベストの千八と、ハンデ56キロなど好材料が目白押しだし、差し切りが決まるとみた。
◎5リヴェレンテ
○15リルダヴァル
▲17マルカボルト
△11ミカエルビスティー、16リリエンタール
☆東京8R「青嵐賞」(芝2400メートル)
休養明け以降、連続2着中のサクセスパシュートで今度こそ。
地力強化の跡は歴然だし、状態も益々快調で上積みは大きい。メンバー構成にも恵まれ、チャンスは十分だ。
◎8サクセスパシュート
○13ホッコーブレーヴ
▲7スペースアーク
△12オリエンタルジェイ、11カノンコード
☆京都10R「安土城ステークス」(芝1400メートル)
京王杯SCで強敵相手に0秒4差6着と健闘、充実ぶりをアピールしたエーシンホワイティ。オープン特別の手薄なメンバー構成、相性の良い京都コース(2勝)など最適の条件が整い、チャンスは大きく広がった。
◎8エーシンホワイティ
○11ドリームバレンチノ
▲3タマモナイスプレイ
△7オーセロワ、9オウケンサクラ
☆京都9R「東大路ステークス」(ダ1800メートル)
休養を挟んで(1)着(レコード)(1)着(2)着と地力強化の目覚ましい、クラシカルノヴァをイチ押し。前走の桃山Sは0秒2差及ばず2連勝のチャンスを逸したが、昇級戦で早くもメドを立てたのだから大したもの。人気でも、この馬の勢いには逆らえない。
◎5クラシカルノヴァ
○15ミッキーバラード
▲9マストハブ
△4スギノブレイド、12ナリタシルクロード
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。