勝ち馬にはゴールドスペンサー、名牝ホクトベガ、GⅠ6勝以上のヴァーミリアン、スマートファルコンら錚々たる名馬が名を連ねる。過去10年の傾向をみてみると、チャンピオンズCの開催時期が近いこともあって、JRAの超一流馬の参戦が少なく、優勝馬の所属はJRA6勝、地方4勝、2着馬はJRA5頭、地方5頭で、地方馬が1・2着を占めた年が3回もある。
’14年はサミットストーン、グランディオーソ、トーセンアレスの南関東勢が上位を独占するなど、実績馬には有利な条件のわりには一筋縄ではいかない波乱の年も多い。今年のJBCスプリントでブルドッグボスが優勝するなど、浦和競馬で勝つにはコースを熟知した騎手の手腕、馬の経験も重要なファクターであることは周知の事実。
中央からは’16年の浦和記念勝ち馬ケイティブレイブをはじめ、デルマルーブル、ロードゴラッソらが参戦を表明したが、浦和実績がある地方馬なら互角以上の戦いが期待できるはず。
さて、浦和記念と同様に年末の東京大賞典への重要なステップレースの1つでもある『第11回勝島王冠』が12月4日、大井競馬で開催される。昨年からグレードを「SⅢ」から「SⅡ」へ格上げ。これまで以上にハイレベルで注目度の高いレースとなった。
昨年は、南関東生え抜きのモジアナフレイバーが3歳で優勝。年末に向けてはもちろんのこと、今後の南関東を背負って立つ有力馬が出走してくるので、見逃すことのできない一戦だ。
当日は、タレントの小堺翔太と競馬専門紙記者による予想ステージを実施。
また、約350万球規模のイルミネーションが点灯するスタンドエリアとともに、レースの合間には内馬場エリアのイルミネーションを限定ライトアップするほか、音楽と光が連動するトゥインクルバージョン限定のイルミネーションショーを行う。
白熱のトゥインクルレースとメガ級イルミネーションで、東京の夜を楽しもう。