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バラエティ番組で出た“迷言”週間トップ3 (12/12〜12/19)

●第1位「ほんとにおもしろい漫才師さんは劇場にいますんで、ぜひみなさん、劇場に足を運んでください」(博多大吉/フジテレビ系『日清食品 THE MANZAI 2014〜年間最強漫才師決定トーナメント!〜決勝大会』12月14日)

 4回目となるイヤーエンドの漫才フェスティバル。強力な裏番組があったことが災いし、平均視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で過去最低。2時間半の生番組は、キャリア24年の博多華丸・大吉がメジャータイトルを初めてゲットして、幕を閉じた。司会を務めたナインティナインの同期、初代王者のパンクブーブーと同じ福岡よしもと出身など、祝福ポイントがあるなか、お笑いマニアの心を揺さぶったのは、1,870組の頂点に立ったあとに、大吉が口にしたセリフだ。「ほんとにおもしろい漫才師さんは劇場にいますんで、ぜひみなさん、劇場に足を運んでください」。偶然にも、およそ12年前、“M-1グランプリ”を制したますだおかだ・増田英彦と口にしたセリフと同じ。真の漫才愛がリンクした瞬間だった。

●第2位「50までは、もう何試合かやらせて」(今田耕司/TBS系『炎の体育会TV 2時間SP』12月13日)
 
 ジャニーズアイドルのKAT-TUN・上田竜也と、48歳のピン芸人・今田が、TBSスタジオに立てられた特別リングに立った。上田は、趣味で7年間続けているボクシングで、ついに対戦相手を迎え入れる格好となった。覆面をかぶった元WBCの王者相手に、初のハンディマッチ。残念ながら悔し涙を飲んだ。そのリベンジをはたすべく、女子選手を相手に2度目の挑戦となった今田は、欧州のシュートボクシング女子王者であるロレーナ・クラインと対戦。ガチのパンチを顔やボディに受けながらも、2ラウンドをフルで闘い終えた。こちらも残念ながら判定負けを喫したが、試合後、顔面を真っ赤にした今田は、「50までは、もう何試合かやらせて」と哀願。3度目の正直とばかりに、再戦を望んだ。

●第3位「君は、おもしろそうやけど普通やな」(ナインティナイン・矢部浩之/フジテレビ系『アウト×デラックス』12月18日)

 前回出演して大反響だった“女ランボー”こと、武井藍。骨折を割り箸で治したり、傷口を自分で縫合したり、プロレスで男性プロレスラーと対戦したり。その腕っぷしは、相当なもの。父親ともに強靭すぎるがゆえ、彼氏ができないのが悩みだ。そこで、タレントが推奨する男性数人とお見合いをすることになった。番組レギュラーである俳優・坂上忍が連れてきたのは、同局の昼の顔『バイキング!』のスタッフ。マジメを絵に描いた20代だ。これまで、交際した女性は1人。しかし、クラブ活動が忙しすぎて、別れた。童貞。そんな要素がありながらも、矢部は「君は、おもしろそうやけど普通やな」とポツリ。奇遇にも、顔がお笑いコンビ・ジョイマンの高木に似ていることが、期待値を高めたのか…。(伊藤由華)

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