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日本シリーズの舞台裏 日ハム・二岡 古巣に“恩返し”

 やはり“巨人キラー”ぶりは健在だった。昨年オフにトレードで巨人から日本ハムに移籍した二岡智宏。3日に行われた日本シリーズ第3戦では、アキレスけん痛の金子誠に代わり、スタメン出場した。シリーズでは現在のところ首位打者をキープし、日ハム3年ぶり日本一奪回に必要不可欠な存在となっている。

 第1戦では代打で登場し、きっちりと仕事を果たした二岡。今シーズンは指名打者での出場が多かったため、東京ドームに舞台を移してからも「代打の切り札」として起用されることが予想されたが、金子のケガもあり、「7番ショート」で先発出場した。
 二岡といえば、昨年の山本モナとの不倫騒動で巨人を追われる形となり、新天地日ハムに移籍。足のケガの影響もあり、シーズンは69試合出場にとどまったが因縁の巨人戦では無類の勝負強さを見せている。

 今季のセ・パ交流戦では2試合に出場し、6打数4安打2打点、打率6割6分6厘。巨人キラーぶりをいかんなく発揮。
 さらに今シリーズの二岡は絶好調で3打数1安打と結果を残し、打率は5割をキープ。梨田昌孝監督も「金子誠がいないのは、指名打者制のない球場では不運だった。もっと、うまく二岡を起用させてあげたかった」と語るほどだ。この日は、序盤に稲葉篤紀と小谷野栄一のソロ本塁打で2点を先制するも、投手陣が踏ん張りきれず、4〜7で敗戦。1勝2敗とひとつリードを許す形となった。
 4戦目以降も勝負所での起用が予想される二岡。この状態をキープし、古巣に恩返しを狙っている。

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