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天然+リアクション 狩野英孝は第2の出川になれるのか!?

 「ラーメン、つけ麺、僕イケメン」のギャグと勘違いイケメンキャラで人気となったお笑いタレントの狩野英孝。一時期のお笑いブームでギャグも人気になったが、微妙に外したコメントなどからお笑いブームから来る一発屋だろうと思いながら見ていた人も多かっただろう。だが、そんな不遇の時期を乗り越え、今「一周回って」彼が高く評価されている!?

 再評価する声が高まったのは、先日特別番組として放送された『世界衝撃映像社〜日本テレビ初公開だらけの大復活SP〜』にて。この番組は今年3月まで放送されていた『(株)世界衝撃映像社』がスペシャル番組として放映された物で、海外の映像などを流すのではなく、芸人自らが世界のあちこちへロケに飛び、オリジナルの衝撃映像を体当たりで撮ってくるというもの。

 その中で、狩野は『着ぐるみ接近大作戦in南アフリカ』アフリカの野生動物の前に動物の着ぐるみで接近し、どれだけ近くまで近寄れるかという企画だ。この企画にて狩野は様々な着ぐるみでいろいろな動物に接近を試みるのだが、一番のピンチがシマウマの着ぐるみでシマウマに接近した時。気配を察して距離を取る野生のシマウマになかなか接近できない狩野、ついに体力の限界を迎えて横になったところ、なんと野生のハイエナ2頭が接近。しかもスタッフの指示で死んだふりをしていた狩野に噛みついた! 慌てて逃走し、着ぐるみなどをチェックすると丈夫な目線カメラを噛み砕かれていた事が判明。生命の危機が迫っていたわけだが…狩野は「ハイエナにはシマウマに見えたって事ですから。ある意味成功!」となんともポジティブな発言。他にもゾウやライオンにも着ぐるみや特殊メイクで接近し、危険な目に遭いながらも企画を敢行。ライオンに攻撃されながらも「心を開いてきてるんですね」と発言し、自ら触りに行くなどの体を張った仕事ぶりに「根性あるな。見直した」との声が多数。視聴者からは「あの状況で企画を成立させる発言が出来るのは凄い」「何だかんだでこいつの体張り方は良い」と彼を評価する意見が上がった。

 今まででも、ロンドンハーツなどでゲストとして出演した時や同番組のドッキリ企画などで、どちらかというと天然な部分で笑いを提供してきた狩野。ネタでキャラを作るより「素のままが一番面白い」上に、先の番組内容でも分かるとおり体を張りつつ笑いへと活かす様子、さらに「イジられキャラ」的ポジションから、いよいよ「リアクション芸で第2の出川哲朗になれるのでは?」との評価が高まってきている。

 同様の事は過去に『爆笑レッドシアター』等の同じ番組で共演したウッチャンナンチャンの内村光良も述べており、「老体になった(事務所の先輩)出川哲朗の代わり」にも、彼の特色を活かして「リアクション芸人」を目指すよう示唆されている。

 狩野自身も出川を目標にしている事もあり、今回の評価はまさに願ったり叶ったり。目標へ近づく第一歩になり得るのか、彼の今後に期待したい。

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