今年5月にプロレス再復帰したものの、鳴かず飛ばずの状況が続いている河野。三冠ヘビー級王者の小島聡を筆頭に、船木誠勝、デビューから1年足らずの浜亮太にまで、フォール負けを喫するなどスランプに陥っている。
長いトンネルから抜け出すきっかけをつかめない中、次期シリーズ(20日、国立台湾大学総合体育館)では諏訪魔と組み、「世界最強タッグ決定リーグ戦」にエントリー。河野にとっては再起のチャンスだ。
ここぞとばかりに河野は「大事なところで負けまくってますからね。全勝優勝ですよ」と意気込む。すべてはリベンジのためだ。
なかでも、世界タッグ王者組には「タイトルマッチで負けてますからね。必ずリベンジしたい」と鼻息は荒い。もちろんただ逆襲するだけではない。20日の台湾カップ1回戦では自らが負傷欠場に追い込んだケアとの対戦を控えている。
「台湾カップで上半身をぶっ壊して、(23日の)後楽園ホールではがっちりいきたい。不戦勝じゃ借りは返せないですからね」と勝ち越した上で、とどめを刺すつもりでいる。冬の風物詩開幕を前に眠れるクラッシャーが覚醒した。