赤西が休業して、語学を学ぶために渡米すると表明したのは昨年10月。
「もともと赤西は集団行動ができないタイプで、グループの中でも浮いてしまっていた。事務所のいうことも聞かないので、留学を名目にした休業ということになった」(芸能プロ関係者)
この赤西の休業は、ジャニーズ事務所にとってはかなり異例のことだった。
「この事務所はいったんレールを外れたタレントにはめっぽう厳しく、一度グループのメンバーからはずれた者は元に戻れず、一切の関係を絶つというのが通例だったんです。SMAPの森○行がいい例で、メンバー中でも人気の高かった彼が、オートレースの世界に行くことになると、その後完全にジャニーズとは完全に切れました。ですから今回の赤西のケースは異例中の異例ですね」(女性誌記者)
では、なぜ赤西はこれまでの事務所の“ルール”を破ってまで、復帰させたのか。
「赤西が抜けた後、KAT-TUNの人気にかげりが出たからですよ。彼の脱退直後、12月にCDを出しましたが、予想よりも売れなかった。昨年のNHK紅白歌合戦もメンバーがそろっていないということで出場できなかった。4月から日本テレビで初の冠番組をスタートさせたものの、思ったほどの数字が取れていない。結局、メンバーの中でも最も人気の高い亀梨と、亀梨和也と人気を二分する赤西のツートップ体制で初めてKAT-TUNの魅力が出るのでしょう」(同)
そこで、事務所サイドも赤西に戻ってくるように打診し、4月に復帰したというわけだ。
ところが、そもそもメンバーとうまくいかないために脱退した経緯があるため、事はそうすんなり運ばない。
「亀梨は赤西が休養宣言した際、“理解に苦しむ”と非難とも取れる発言をしていました。それに赤西の留学にある程度理解を示していた中丸雄一と田口淳之介も、紅白に出場できなかったのは赤西のせいということで、反赤西となってしまったといわれています」(同)
内情はボロボロとはいえ、しばらくぶりにメンバーがそろい、話題性も十分なKAT-TUNが「24時間テレビ」のパーソナリティー候補となったという。ところが…。
「2年連続で24時間のパーソナリティーというは異例ですが、昨年、彼らがパーソナリティーを務めた時の視聴率は歴代でも2位という好成績だったんです。なので、今年も起用してはどうかという話は出ましたが、グループの内情が内情だけに24時間はきついだろうということで、最終的にはタッキー&翼となったんです」