上映時間が10分や20分程度の作品を集め、複数の作品を一つのプログラムとして上映する同映画祭。期間中に公開される短編映画『マネキン少女』(9分)のファンへのお披露目上映を終えた藤江は、「今回の作品はコマ撮りも利用してマネキンっぽさを出しているのですが、ファンの方にも、『マネキンっぽくって、おもしろかったよ』と言っていただけたので、よかったです」と胸をなでおろした。
会見では、『マネキン少女』の辻下直美監督が、藤江の印象を、「フィギュアにして持ち帰りたくなるくらいかわいい。きっと彼女がショーウインドウに入って、マネキンになったら、どんなにかわいいのだろうと思いました」と語り、「今回の作品でその妄想を実現することができました」と同作を紹介した。
藤江は、同作の見どころを「人間じゃない私が見られるところ」と告げた。しかし、今回の『マネキン少女』ではマネキン役を演じ、今月15日公開の主演映画『縁切り村』では怨霊役を演じる藤江は、「人間の役をそろそろやりたいなと思います」と笑顔を見せた。
また、『バス停より愛をこめて』(14分)に出演する弓削智久は、同作を気に入り、見終わってすぐに、会見にも出席した橘康仁監督にメールを発信したという。共演者の斎藤工(たくみ)とも「形になってよかったね」と言葉を交わしており、「自然体の2人が映し出されているので、そこを見ていただけたら幸いです」と紹介した。
『イトーチューブ Short Movie Collection』は、映画館「下北沢トリウッド」にて、11月12日から。(竹内みちまろ)