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中田翔 大フィーバーも実力不足露呈 客寄せパンダ失格

 キャンプ、オープン戦と、開幕へ向けて実戦モードに入ったが、日本ハムの首脳陣がルーキー中田翔内野手(18)の起用で頭を抱えている。9日の巨人戦ではクルーンの前に二飛に倒れて11打席ノーヒット。本人の口から2軍降格を覚悟する言葉さえ飛び出す始末だ。
 「ま、ハッキリ言って観兵式の大砲だな」(某評論家)
 フリーバッティングでは飛ばすが、実戦では役に立たないということだ。
 巨人戦8回1死走者なしの場面で中田翔は2日連続で代打出場。「今までで一番速かったッス」と日本最速男の速球をファウルにするのが精いっぱい。最後は143キロフォークで二飛に倒れ、試合後、「甘く見過ぎていた。キャンプでは通用するかなという余裕もあったけど、今は開幕1軍というレベルではない」とさすがの怪物も開幕1軍へ白旗宣言するしかなかった。
 チーム内にも不協和音が出始めている。「中田翔をレギュラー扱いする梨田監督に不満の矛先が向いている。もっと使える選手はいるのに、というわけです」(担当記者)。
 先日までの中田は、オープン戦でも先発やDHで使ってもらい、すっかりレギュラー気分だった。キャンプ打ち上げのあと、「プロのスピードについていける自信がついた」などと言うトンチンカンぶりだった。
 「中田の力はもう分かりました。これからはキャンプ当初のような扱いはしません。マスコミは、中田では売れないとし、そろそろ見切りをつける感じです。まだ本塁打が出るときは絵になるので扱うが、オープン戦での露出は減っていくでしょう」(テレビ関係者)

 キャンプ終盤に差し掛かったころ、打撃コーチをさておき、中田翔をつかまえ梨田監督自ら打撃指導を始めた。コーチは不機嫌になるが、お構いなし。要するに梨田監督が中田翔をようやく“お荷物”であることを認めたというわけだが、今のままでは1軍ベンチには置けない。未来のホームラン打者としてゴールデンルーキーを引き当てた球団の指揮官として、意地でも“客寄せパンダ”で終わらせるわけには行かない。
 しかし、開幕は刻一刻と迫っている。3連覇の目標を掲げる日本ハムにとって、甘い姿勢は許されない。
 「選手たちはパ・リーグ連覇のプライドがある。当然、強力チーム独特の厳しさがある。それだけに、梨田は中田と戯れていた、と見ていますよ。公式戦で使えないのは最初から分かっていたはずだから、少し早い時期に2軍へ落としておくべきだった。あれだけ三振し、ボールに当たらないのに1軍に置いているのは、選手に示しがつかない。このまま1軍に置き続けると下手をしたら日本ハムは空中分解しますよ」(評論家)
 フロント関係者は「大人が悪い」と嘆く。そして「キャンプに来る評論家が、大物だ、と褒めるものだから球団や首脳陣がその気になった。ところが本音を聞くと、5年くらい鍛えないと使えない、と言う。中田本人に言えませんよ。マスコミの扱いは大きく、集客力があるのは確かですから」
 公式戦までは本音を言わないのが“プロの礼儀”なのである。契約金1億円、出来高払い5000万円、年俸1500万円。まだプロで1球(公式戦)も打っていない高校生の待遇である。
 以前、「小遣いが月30万円じゃ何も買えないよ」と言ったように態度は最初から大物だったが…。14日の横浜戦後に日ハム首脳陣は中田の処遇を決める方針という。

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