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天皇賞・春(GI 京都芝3200m 5月4日) メイショウサムソン 王者復権をかけ盤石の態勢

 天皇賞3連覇という大偉業目指して、メイショウサムソンが巻き返し気配を漂わせている。
 前走の大阪杯はよもやの6着。得意の2000mにもかかわらず、まったく精彩を欠いた。「具合は悪くなかったんだけどね。有馬記念の後、海外に行くかどうかで紆余曲折があって、馬の気持ちに影響が出てしまった」と高橋成師は振り返った。

 その後は栗東でじっくり乗り込み、状態は上向き。今度は天皇賞と目標ははっきりしており、調整に狂いはない。23日の1週前追い切りは武豊が騎乗して栗東DWコース。6F78秒0、ラスト1Fを11秒8と本来の力強さと鋭さが戻ってきた。
 「気合が前面に出てきたし、ケイコの動きだけなら上向いている。巻き返せるんじゃないかな」
 実績は文句なしのナンバーワン。5つめのGIタイトルを手にする態勢が整った。

 【最終追いVTR】直前は武豊騎手が騎乗することが多いが、今朝は北海道出張のために不在。体重の重い助手を背に追われて6F79秒台の好時計をマークしたのは価値がある。最後も気合満々に力強く伸びて1馬身先着。本来の闘志が蘇った。

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