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ゴルフ 米・トランジションズ選手権 石川遼は9オーバーの71位

 男子ゴルフの石川遼は22日、米フロリダ州タンパベイのイニスブルック・リゾート(7340ヤード、パー71)で行われたトランジションズ選手権の最終ラウンドに臨み、通算9オーバーの293で71位。17歳で日本人最年少記録を更新して予選を突破したが、米ツアー初の決勝ラウンドは悔しさが残る結果となった。

 「きょうは、この4日間でも一番悔しい内容のラウンドだった」。石川にとって悔しさばかりが残る内容だった。
 同組で回るはずだったジミー・ウォーカー(米国)が朝の練習で首の不調を訴え棄権。米ツアー初の最終日は、アクシデントでプロ転向後初の1人での競技となった。
 39位で予選を突破したが、3日は4オーバーで64位と後退。最終日はたった孤独とも戦わなければならなかったが、取り組んできた改造したスイングで積極果敢に攻めた。

 だが、ショットも安定しなかった。1番はパーセーブしたが、2番では第3打のアプローチを寄せ切れずボギー。3番では2.5メートルを沈めてバーディーとしたが、6番で再びボギー。フェアウエーをキープすることができず、思うような攻めが展開できなかった。
 9番では第1打を左ラフ、第2打でバンカーにつかまると、第3打でもグリーンを捉えられない。4オン2パットのダブルボギー。前半9ホールでスコアを3つ落とした。
 後半のインでは、12番でティーショットを池ポチャ。前日には豪快な池越えを披露したが、この日は思うように飛距離が延びずボギーとした。
 13番をパーセーブし、14番では2オンから、4メートルのバーディーパットを沈めた。だが、15、16番で連続ボギー。17、18番をパーセーブしてラウンドを終えたが、最後までリズムに乗ることができないままだった。
 結果は振るわなかったが、初の決勝ラウンド進出で収穫は多かった。「取り組んできた体の動きは安定してきたので、すごく来週が楽しみ。その次の週、しっかり練習して、マスターズに向けて順調に進んでくれると思う」と手応えを口にした。

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