次期シリーズ最終戦の7・18日に、GHCのベルトを懸けて対戦する森嶋と力皇。2002年にはタッグチーム「ワイルドII」としてGHCタッグ王者にもなっている。両者とも190cm、120kgを超える巨漢。ド迫力のパワーファイトが繰り広げられること必死の状況だが、開幕戦を前にコンディションにはかなりの差があるようだ。2人と対戦した杉浦貴が分析する。
王者・森嶋は、14日の横浜文化体育館大会で杉浦を相手に初防衛に成功したものの、右足首のじん帯を損傷。杉浦によれば「ヨーロッパ(遠征)で足を引きずってた感じですね。開幕には間に合わないみたいです」と“爆弾”を抱えているという。
一方、力皇は6・1抽選式シングルマッチで勝利したとはいえ、今年2月に頚椎損傷から復帰したばかり。だが「ケガの影響をあまり感じない」(杉浦)とこちらは完全復調目前だ。
開幕前から満身創痍の王者と上昇気流に乗る力皇。勝敗のカギは森嶋の右足となりそうだ。