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ボクシング デラホーヤVSパッキャオの懸念要素

 6日(日本時間7日)に、ボクシングのドリームマッチが開催される。本場アメリカのラスベガスで行われるゴールデンボーイことオスカー・デラホーヤ=写真左=と、フィリピンの英雄、マニー・パッキャオ=写真右=の一戦だ。本紙コラム「渾身のローブロー」(毎週月曜日掲載)を連載中の渋谷淳氏が、この注目の一戦を解説する。

 ピンとこない人に、この試合のメガファイトぶりを説明しよう。昨年5月のデラホーヤとフロイド・メイウェザーの試合は、200億円マッチと呼ばれ、敗れたデラホーヤのファイトマネーはなんと54億円! 今回のパッキャオ戦はメイウェザー戦に迫る興行規模になると見込まれている。
 ただこの試合、スター選手同士の激突という意味では興味深いのだが、玄人筋からの評判は必ずしも良くない。かくいう私もその1人で、ようは両者の体格差が問題視されているのだ。

 デラホーヤは、恐らくウエルター級あたりが理想のウエート。対するパッキャオはフェザー級あたりか。つまりナチュラルな体なら4階級、10キロ程度の差が存在する。このような体格差がある状態で、2人が試合する体重はウエルター級と決まっている。これでは、だれが見ても、デラホーヤの有利は明らかだ。

 この件に関して、熱烈なボクシングファンのお笑い芸人、くりぃむしちゅーの上田晋也さんがおもしろいことを言っていた。「デラホーヤが(2人の中間に当たる)ライト級まで落とせば認めるんですけどね。ジョーと試合がしたいがために地獄の減量をした、あの力石のように…」
 まあ、1試合で何十億も稼ぐスターに力石徹を求めても無理というもの。我らが“アジアンドリーム”パッキャオの健闘を祈るしかない。

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