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【週刊テレビ時評】キムタク主演「安堂ロイド」 「行列〜」「日曜洋画劇場」にも完敗し、4週連続下落! キムタク主演連ドラ史上最低視聴率更新が確定!

 “平成の視聴率男”の名をほしいままにしてきた木村拓哉のブランドに、ついに傷がつくことになりそうだ。

 キムタク主演の連続ドラマ「安堂ロイド〜A.I.knows LOVE?〜」(TBS系/日曜日午後9時〜)第9話(12月8日)の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は10.3%で、過去ワーストタイ。裏番組の日本テレビ系「行列のできる法律相談所」の18.0%、テレビ朝日系「日曜洋画劇場〜パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」の12.2%に完敗を喫した。

 これまでの視聴率は、初回(10月13日)=19.2%、第2話(20日)=15.2%、第3話(27日)=13.2%、第4話(11月3日)=10.3%、第5話(10日)=11.5%、第6話(17日)=11.4%、第7話(24日)=11.2%、第8話(12月1日)=10.7%と推移しており、4週連続の下落となった。

 これで、第9話までの平均視聴率は12.8%。過去、キムタクが主演した連ドラで、最も平均視聴率が低かったのは、10年4月期のフジ月9枠「月の恋人〜Moon Lovers〜」で16.8%。「安堂ロイド」が最終回で、「半沢直樹」最終回並みの視聴率(42.2%)を記録しても、「月の恋人〜」の平均視聴率を上回ることは不可能で、キムタク主演の連ドラ史上ワーストの平均視聴率更新が確定してしまった。

 先週は、高視聴率をキープしているフジ系「リーガルハイ」(堺雅人主演)が「2013 FNS歌謡祭」のため、テレ朝系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(米倉涼子主演)が「フィギュアグランプリファイナル2013」中継のため休止。裏で苦しんでいたドラマにとっては、数字を上げる好機だったが、日テレ系「ダンダリン 労働基準監督官」(水曜日午後10時〜)第10話(12月4日)は、あいにく「FNS歌謡祭」が18.8%と高視聴率だったこともあり、6.3%と前週より1.1ポイントダウン。TBS系「夫のカノジョ」(木曜日午後9時〜)第7話(5日)は4.5%で、前週より0.9ポイントアップした。

 「夫のカノジョ」同様、視聴率が低迷するフジテレビ系「家族の裏事情」(財前直美&沢村一樹主演/金曜日午後7時57分〜)第7話(6日)は、3.4%と過去最低だった。

 大詰めを迎えたNHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)第49話(8日)は12.2%と、前週より1.5ポイント下落。20.2%と大台を超えた裏の日テレ系「世界の果てまでイッテQ!」に惨敗を喫した格好。次回(15日)は、いよいよ最終回で、どこまで数字を上げられるか?

 また、「フィギュアグランプリファイナル2013」(テレ朝系)は、5日の「男女ショート」が16.0%、6日の「男子フリー」が21.0%、7日の「女子フリー」が23.1%、8日の「エキシビション」が11.2%で、依然高い人気を示した。
(坂本太郎)

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