名バイプレーヤーとして知られる小林薫(67)と競馬との出会いは、’87年にJRAのCMに出たのがきっかけだった。
「人と馬の300年ロマン」と謳ったものだったが、それが好評で翌年、翌々年と連続して出演した。これだけ出演すれば、馬に愛情を持ち始めるのも当然で、自然の流れで馬を持つことになった。
そうして持った馬の中から、程なく“当たり”が出る。’02年の桜花賞を2着したブルーリッジリバーだ。その2年後に持ったジョリーダンスも重賞を2勝し、3億円近い賞金を獲得している。
ただ、小林は何人かで馬を持つようにしているので、そっくり賞金が入るわけではない。
「5人ほどで小林薫会というものをつくっていて、そこで馬を買っています。稼いだ賞金をプールしておいて、それを馬の経費や購入資金などに充てている。賢いやり方ですよね」(競馬関係者)
馬を買うにあたっては、高額馬を買わないようにしているとか。走る、走らないの確率は、安いも高いもないと信じているからだ。
(明日に続く)