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抜群の素質を秘めた新馬「フェイトフルウォー」

 2010年10月10日(日)、東京競馬場で行なわれた新馬戦で抜群の素質を秘めた新馬がデビュー戦勝利を飾った。

 第5レース、芝1800メートルで行われたそのレースで勝った馬の名前は「フェイトフルウォー」。フェイトフルウォーの何が凄かったのかといえば、なんとレース前の入場時に放馬したのに勝ってしまったということである。
 放馬してしまった馬はそのまま出走取り消しになってしまうこともあるが、フェイトフルウォーは馬体検査を行った後に落ち着きを取り戻したため、そのままレースに出走した。通常、放馬してしまった馬というのは余計な体力を使っており、出走できたとしても、余力がなくなり負けてしまうことがほとんどである。

 しかし、フェイトフルウォーは違った。スタートから勢いよく先頭に立つと、そのまま直線でも鋭い伸び足を見せ、2着馬に2馬身半の差をつけて圧勝。その瞬間、スタンドからはざわめきが起こった。

 競走馬にはさまざまな要素があるが、少なくともスタミナという面において、フェイトフルウォーはかなり期待がもてそうだ。先の話になるが、来年の菊花賞や、父はステイゴールドで遅咲きの傾向がある血筋のため、その後の天皇賞(春)などの長距離のレースでは、今回の出来事を覚えていると馬券の参考になるかもしれない。しかも、母「フェートデュヴァン」の父は、あの伝説のステイヤー「メジロマックイーン」である。
 もちろん長距離に限らず、期待の持てる新馬ではある。今回はたまたまスタミナが証明されただけで、スピードや他の面が他馬に劣るというわけではない。それらはこれからのレースでわかっていくことだろう。

 まだまだ未知の素質を秘めている可能性のある、フェイトフルウォー。来年のクラシック戦線では要注意の馬になるであろう。

(覆面記者・山田甲八 山口敏太郎事務所)

参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou

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