彼女は21歳の大学生で、メイド喫茶で働くつもりが、うまく言いくるめられ、いつの間にか風俗店で働くことになってしまったのだという。
■同様のケースは珍しくない?
なぜ彼女は風俗だと気付いた時点で止めようと思わなかったのだろうか? 彼女から聞き出した内容を、相談者は次のようにまとめている。
「あまりに暇すぎて寂しすぎた。働いている女の子と話している時間が楽しかった」
「お金も欲しかった」
「最初についていったのは好奇心」
「やめようと思ったけど、家にばらされたりという話を聞いて怖くてやめれなくなった。けど、なんとかやめようと思っていた」
「作業事体は本当に機械的にこなさないとやってられない」
世間知らずで、子どもっぽい言い分だが、大学進学率が5割という現在、こういう女子大生も珍しくはないのかも知れない。この相談には、学生時代に同じようなことを経験したという女性からも似たような以下の回答が寄せられていた。
「私は始めキャバのスカウトのような形でした。でも話を聞いていくうちに違うことがわかりましたが、話はどんどん進んでいきました」
この回答者は、結局彼氏に内緒で風俗で働くことになったが、罪悪感に耐え切れず自ら辞めたのだという。仕事は機械的にこなせばいいだけだし、収入もいい。同僚は同年代の子たちばかりなので、休憩時間は楽しかったなど、彼女の言い分とかなり内容はかぶる。
そして、「自分はもう二度とやろうと、思わないし、彼女もきっとそう。自分は墓場まで持っていくが、正直に言った彼女を許してあげて欲しい」という趣旨の回答をしている。
■何が相談者を悩ませるのか?
相談者も風俗に偏見はないといい、ショックは受けているが、働いていたこと自体を責めるつもりはないという。
「正直、僕自身昔は風俗に行ったことは何度もあります。だから自分の彼女がそういうことをしたことが辛いし、また、自分自身が行ってた故に何も言えません。このことも正直に彼女に伝えました」
また相談者は、彼女は全部本当のことを話してくれたとも信じているし、彼女のことがまだ好きなのだとも言っている。では、何が問題なのだろうか?
「心のどこかで彼女のことを信じられない自分がいます。『こんな嘘をつく奴とは、結局結婚しても幸せになれないのかな?』とか考えてしまいます」
彼は彼女が信用できなくなってしまったのだ。好きだからと言って、いや、好きだからこそ、疑心暗鬼から逃れられなくなるのだろう。身から出た錆とは言え、正直に話したのに信用してもらえないのは、彼女にとっても辛い。
こっそり浮気をしたり、内緒で風俗で働いたりするのは、意外に軽い気持ちで始めることも多いのかも知れない。しかし、嘘をつき通すか、正直に明かすかの重い選択が、後で待っていることは、覚悟しておいた方がいいだろう。(ikoishy)
【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/