2年ぶり2度目の2冠王座挑戦となった松尾はゴングと同時にドロップキックで奇襲も不発。逆に田村からエースクラッシャーやパトリオットバスターなどを食らい防戦一方。それでも試合を決めにきた田村のエルボーを交わすと、一瞬のすきをつきマック(変形飛び付式エビ固め)で3カウントを奪取。絶対王者からベルトをもぎ取った。
試合後の松尾は「防衛戦は団体にこだわることなく、強い選手と戦いたい。誰もが認めるチャンピオンになりたい」と新時代到来を宣言した。しかし、そんな新王者に甲田社長は「松尾が会社を養っていかなきゃいけない。客を呼べる選手にならないと。自分が会社に何をできるか考えろ」と苦言。松尾には険しい道のりが待ち受けていそうだ。