内村の起用で、世間の注目はもっぱら、相方の南原清隆の動向に集まっている。一部報道では、ポケビことポケットビスケッツの一夜限りの復活、あるいは、両者が共演したコントユニットはっぱ隊の復活などが取りざたされている。だが、どちらも復活へは高いハードルがあるようだ。
「ポケットビスケッツは、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ系)内で結成された企画ものの音楽グループです。千秋をヴォーカルに据え、内村とキャイ〜ンのウド鈴木が脇を固めました。南原は、音楽プロデューサー南々見一也として出演するも、のちにポケビに対抗して、ビビアン・スーをヴォーカルに据えたブラックビスケッツをキャイ〜ンの天野ひろゆきと結成します。双方が楽曲をリリースし、ポケビVSブラビは一大ブームになったといえるでしょう。しかし、この過程でビビアンと南原が不倫関係に陥ったのは有名な話です。そうした負のイメージもあるため、気軽に復活というわけにはいかないでしょう」(芸能ライター)
ポケビが無理ならば、はっぱ隊はどうだろうか。『笑う犬の冒険』(フジテレビ系)内で結成されたコント集団で、ウンナンのほか、ビビる、ネプチューンが参加した。全裸で股間を葉っぱで隠すスタイルで知られる。当時はこの企画で紅白出場を狙っていただけに、絶好のリベンジの機会でもあろう。
「こちらも、裸に葉っぱ一枚という姿が『紅白』にふさわしいかといえば、疑問符がつきますね。そもそも、曲はヒットしたにもかかわらず、紅白出場が叶わなかったのも、格好が問題視されたためといわれています。さらに、2006年に出場したDJ OZMAのバックダンサーの女性が、全裸になったかのようなパフォーマンスを行い、問題となりました。実際は、裸がプリントされたタイツを着て踊っていたようですが、そうした表現全般に、NHKはナーバスになっているといえるでしょう」(前出・同)
近年のウッチャンナンチャンは、ピン活動に重点が置かれ、実質解散状態といわれて久しい。大みそかのウンナン共演は見たいところであるし、可能性は低いとはいえ、2人の共通項である「ポケビ・ブラビ」「はっぱ隊」復活にも大いに期待したい。