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芭蕉は痔に悩まされながら『奥の細道』を書いていた

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提供:週刊実話

 かの有名な俳人・松尾芭蕉が詠んだ一句を紹介したい。「持病さへおこりて消入計(きえいるばかり)になん」。これは“持病が起こって、あまりにつらくて気を失いかけた”という意味だ。この持病とは、ズバリ痔のこと指しているのである。

 芭蕉は弟子にあてた手紙の中で、しばしば痔のことを書いていた。「痔でたびたび出血する。旅は一旦やめようと思う」

「月見の句会を催したんだけど、痔がひどくて句会どころじゃなかった」。

 あるときなど「人間の人生は50年というけど、私はそのうちの25年をトイレで過ごしたよ」と弟子に愚痴っていたそうだ。一体どれだけひどい痔を患っていたのか…。”

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