あるプロダクション関係者は、「芸能界をやめたかったモナはとにかく結婚したかった。ここ2年ほど、精神的に仕事をできる状態じゃなかったので、よかったんじゃないですか」と明かす。
モナは朝日放送アナウンサーを経て、2005年に報道キャスターになるべく芸能界入りした。06年『NEWS23』キャスターに抜擢されるも、出演わずか5日にして民主党の細野豪志衆院議員との“不倫路上キス”が写真週刊誌にスクープされ降板。事務所の方針で、謹慎として報道キャスターを封印し、バラエティー番組に出続けた。
“みそぎ”を済ませ、08年7月、新番組「サキヨミ」で報道キャスター復帰するも、第1回目の番組終了後、あまりの嬉しさに番組の反省会もそこそこに新宿二丁目に飲みに出かけた。そこで、巨人の二岡智宏選手(現日本ハム)と“五反田ラブホ不倫デート”してしまい、週刊誌に報じられてしまった。
「モナはバラエティでは、お笑いタレントや女優から陰湿なイジメを受け続け、精神的にやられてしまった」とテレビ関係者。女性お笑い芸人から「あんたタレントじゃないでしょ。何の取り柄もないんだから、出しゃばらないでね。うちらの仕事を取らないで」と言われたり、あるベテラン女優から「女優でも何でもなく、下半身がゆるいからテレビ出れてるだけで、恥ずかしくないの」と責められ続けたという。
報道キャスターのはずが、バラエティ番組で恋愛マスターとして活躍するようになった。しかし、「モナは酒を飲んだら、ラブホ事件のようなことを起こしてしまい、業界で『酒乱で淫乱は病気だからしょうがない』と言われるほどだったが、恋愛経験自体は1人、2人しかなかった。恋愛の作り話をしなければいけない日々は、真実を伝える報道キャスターとしては、つらかったようです。それでも、報道番組を二つともスキャンダルで降板したので、事務所が払った違約金はすさまじく、事務所としてはモナに稼がせ続けなければならなかったんです」(テレビ関係者)
さらに中堅芸能プロ幹部は、「楽屋でいじめられ、で、ウツになった。『私がやりたいのは報道キャスターなの』『やめたい、やめたい』と事務所スタッフに当たってましたが、自分でまいた種。ここ最近は引退することしか考えてなかった。今回の結婚は、幸せな結婚というより、引退目的だから、長く続くのか疑問」と指摘する。