農家のハンス―ルドルフ・ワイダー氏はこう語る。
「毎日、畑を見回っていますが、7月1日、トウモロコシ畑で穴を発見しました。最初、私は風と雨によってこうなったんだと思いました。でも、よく見ると、すごく規則的でした。だから、上空から観察するために、ドローンを飛ばして撮影しようと思いました。写真を見て、あっ、クロップサークルだ! と驚きました」
サークルがいつ、どのように出現したのか、ワイダー氏には分からないという。
「大きさは直径50メートルほどです。とても美しいものですが、ここのトウモロコシが失われ、収穫ができないため、1000フランの損です。誰がこんなことをしたんでしょうか。エイリアンが作ったとは思いませんが、このクロップサークルがどれほど規則正しく完璧なものかを見ると、驚くしかありませんね」
ミステリーサークルというのは日本だけの呼び方で、世界的にはクロップサークルと呼ばれている。ほとんどはイギリスで見られるものだが、近年はイギリス以外でも見られるようになっている。今回はスイスだった。
ミステリーサークルの最古にして最も有名な事例は、1678年のイギリス東部ハートフォードシャーでの“モウイング・デビル(刈り取る悪魔)”だ。悪魔が畑を踏みつけ、輪のような形を作ったという事件で、木版画として残されている。また、1686年に出版された『スタッフォードシャーの自然史』という本は、畑で見られる輪や円、その他の形について記述している。
つまり、少なくともイギリスでは、ミステリーサークルが数百年以上も前から出現しているということだ。
UFO研究家のスコット・C・ワーリング氏は「ミステリーサークルは、UFOがエイリアンの基地に出入りする場所であると思います。基地はおそらく地下5、6キロ前後のところにあり、管状の空間が地下に形成され、UFOはゆっくりとエレベーターのように下がっていくんです。エイリアンはすべてをコントロールしています。土や作物をコントロールすることは、エイリアンにとって非常に簡単なことです」と語る。
マジだろうか…。