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朝日CC追い切り速報 重賞連覇へドリームジャーニーが絶好

 変則3日間開催の最終日のメーン「第59回朝日CC」(GIII 阪神芝2000m 15日)の最終追い切りが11日、栗東トレセンで行われた。断然の主役候補ドリームジャーニーは、小倉記念圧勝の勢いをそのままに独特のピッチ走法で絶好の動きを披露。重賞V2に向け、盤石の態勢をアピールした。

 ドリームジャーニーが長い眠りからようやく目覚めた。
 前走・小倉記念では直線で強烈な末脚を発揮。ゴール前では流す余裕を見せながら0秒5差で快勝した。GI馬の完全復活を印象づけるには十分すぎる内容だった。
 「コーナーが4つあるコースだとうまく息を入れて走れる。その分、脚をためられるので弾けるんだ」。山下助手は理路整然と前回の勝因を舞台設定にあげた。そして、今回も4つのコーナーがある阪神の芝2000m戦。内回りとはいえ、小倉より直線は50m以上延びる。さらに、走りやすくなったことはいうまでもない。
 前走後はグリーンウッドへ短期放牧に出され、リフレッシュ。帰栗後も順調に調整がなされてきた。菊花賞(5着)を激走した反動が尾を引いた春に比べると、ケイコでも活気が出てきた。1週前のDWコースでは、終始馬なりながら6F84秒4とシャープな動きを見せた。
 「この中間はテンションを上げないようにしてきた。最近は落ち着きも出てきて精神面で随分と大人になってきた」と山下助手。この後は天皇賞・秋を視野に入れているだけに、「いい結果を出して向かいたい」と力を込めた。完全復調した2歳王者のパフォーマンスに再び注目だ。

 【最終追いVTR】DWコースで6F82秒3、上がり3F38秒3→11秒7。例になく終いだけ軽く反応を確かめられた程度だったが、キビキビした動きでラストもシャープな伸び。万全の態勢といっていい。

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