この数字は今年オンエアされた民放連ドラの初回では、7月期「デスノート」(窪田正孝主演/日本テレビ)の16.9%を抜いてトップ。4月期「アイムホーム」(木村拓哉主演/テレビ朝日)最終回(第10話)の19.0%に次ぎ、今年2位の視聴率となった。
「相棒」シリーズの初回視聴率は、「season10」(11年10月〜12年3月)=19.7%=以降、「season11」(12年10月〜13年3月)=19.9%、「season12」(13年10月〜14年3月)=19.7%、「season13」(14年10月〜15年3月)=19.8%と、4シリーズ連続で19%台後半をマークしていた。今シリーズの18.4%は、「season9」(10年10月〜11年3月)の17.7%以来の低水準だった。
また、過去の“新相棒”登場時の視聴率は、2代目・神戸尊(及川光博)の際(「season7」最終回=第19話)が19.5%、3代目・甲斐享(成宮寛貴)の際(「season11」初回)が19.9%で、反町演じる4代目登場時は過去最低。
初回の視聴率を見ただけでは、さほど“反町効果”があったとはいえない。ただ、初回だけで判断するのは早計で、問われるのは全話平均視聴率になりそう。
前任の成宮が相棒を務めた期間の全話平均視聴率は、「season11」=17.3%、「season12」=17.4%、「season13」=17.4%で、安定した数字を上げた。それだけに、前シリーズの平均17.4%を超えられれば、“反町効果”があったといってもよさそうだ。
(坂本太郎)