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WBC 原監督考案Wストッパーに「待った」抑え投手一本化浮上

 第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表が東京ラウンド(5〜9日、東京ドーム)突破に向けて投手起用法を変更か!? 原辰徳監督が掲げる、藤川球児(阪神)、馬原孝治(ソフトバンク)のダブルストッパー案に現場サイドから「待った」がかかった。抑え投手は意見が出てきた1人にすべきという。

 原ジャパンに新たな勝利の方程式が浮上した。
 日本代表投手陣は、ダルビッシュ有(日本ハム)、松坂大輔(レッドソックス)、岩隈久志(楽天)の3人を先発3本柱に据え、残る8人のピッチャーが継投。藤川、馬原のいずれかに最後を任せるというものだった。
 この背景には、球数制限もそうだが「2日間連続で登板した投手は、その投球数に関係なく、中1日の登板間隔を空けなければならない」という規定が関係している。仮に第2戦目に敗れれば、休養日がないまま2連戦となり、藤川、馬原のいずれかは、第4戦目で投げることができなくなる。そのために、守護神を2人にしている。

 だが、藤川や馬原からは「後ろ(抑え投手)をどちらかに決めてくれた方がやりやすい」との意見も出ているという。ブルペンを担当している与田剛投手コーチも、クローザーの起用法に「できるだけ1本にしてもらった方がいい。どっちがいくかわからないのは(調整が)難しいと思う」と本音を漏らす。
 キャッチャーの城島健司(マリナーズ)からも、新たな投手リレーのプランが提案された。「70球は思ったより少ないので、ムダ球は使えない。先発ピッチャーは6回までゲームを作る。7、8、9回は中継ぎのスペシャリストがいます」とセットアッパー2人、クローザー1人の方針を打ち出した。

 この日、投手陣は神宮球場でランニングやキャッチボールなど軽めの調整を行った後、東京ドームに移動。前日の中国に引き続き、台湾を敵情視察した。松坂は「甘い球がいけば、いかれますね」と警戒した。
 このままダブルストッパーで行くのか。あるいは新たな勝利の方程式を導き出すのか。東京ラウンド開幕まであと2日。原監督は決断を迫られている。

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