まず1人目は、和田アキ子で、彼女と食事に行った時のこと。和田は行儀作法に厳しいらしく、出川の箸の使い方に関して、「お前、こうやってちゃんと持つんや!」と教えられたそう。しかし出川は、10分もすると、その教えを忘れてしまい、それを見た和田は「おい出川! 箸の持ち方違うって言ってるやろ! 箸っていうのはな、日本人の心や! それ使えないでどないすんねん!」とブチギレ。それほど厳しく注意されたにもかかわらず、出川は30分後、またしても最初の箸の持ち方で食事を取ってしまう。これには和田も怒りが爆発し、握り拳で掴んだ箸を、出川に向かってグサグサと刺してきたそう。
2人目は、梅宮辰夫で、バラエティで共演した際に激怒されたと告白。過去、ダチョウ倶楽部・上島竜兵と共に、喧嘩からキスというミニコントを、番組で披露した時のこと。出川は、いつものように、ひな壇の隣に座っていた上島と喧嘩を始め、キスをしようとした。しかしその時、後ろに座っていた梅宮が「お前ら、本番中、なに喧嘩してんだよ! お前らやめろー!」と、2人の喧嘩を本気にして、真剣に怒ってきたことがあったという。
そして3人目が、今ではバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)などで共演するデヴィ夫人。ロケで海外に行った際、2人は、いかにも幽霊が出そうなホテルに泊まったという。すると案の定、夜にデヴィ夫人の部屋からメイクスタッフの叫び声が聞こえたため、出川は急いで駆け付けた。そして、出川が部屋に入ると、デヴィ夫人が白目をむいて「あ〜た! あ〜た!」と言いながら金縛りになっていたそう。
その光景が面白すぎた出川は、助けずに10分ほど放っておいたという。その後、デヴィ夫人は意識を取り戻したというが、出川に向かって「あ〜た、なぜ助けないの!!」と大声で怒ってきたそう。その時のデヴィ夫人は、出川曰く「もう本当のマジギレ!」だったとのこと。
これまで数々の大御所を怒らせてきた出川。そんな彼が、今でも芸能界の一線で活躍できるのは、愛されキャラだからなのかもしれない。