報道によると、ソフトバンクは新助っ人として、ボルティモア・オリオールズ3A所属の26歳・ヘルナンデスを獲得するとのこと。ヘルナンデスは150キロ台後半の直球を武器とする左腕リリーフで、今年3月のWBCにもベネズエラ代表として参加していたという。
ソフトバンクは絶対的セットアッパーのモイネロが、左肘手術により長期離脱することが7月中旬に報じられている。球団フロントはブルペンのテコ入れは急務と考え、メジャー通算91登板の実績を持つヘルナンデスに白羽の矢を立てたようだ。
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ヘルナンデスの獲得報道を受け、ネット上には期待の声が上がったが、中には「いやいや、明らかに補強ポイントが違うだろ」、「今必要なのはリリーフより野手だと思うんだが」、「今の状況でリリーフ獲得は迷走してる気がする」、「打線が弱いから負けまくってるのに、フロントがこんな調子じゃ低迷脱出は無理」といった否定的なコメントもみられた。
「ソフトバンクは7月7日・楽天戦から24日・ロッテ戦にかけ12連敗を喫していますが、この間4点以上を記録したのは7日(5-6で敗戦)のみ。翌日以降は11試合連続で3得点以下に終わっています。打線の火力不足が長期連敗の大きな原因になっていることは明らかですが、こうした状況の中で投手補強に動いたフロントに不満を抱いたファンは少なくないようです。球団が6月13日に37歳のベテラン・デスパイネを出戻り復帰させていることを考えると、期待が持てそうな野手候補が移籍市場にほとんどいないという可能性も考えられますが…」(野球ライター)
12連敗目を喫した24日終了時点で、首位・オリックスとは8ゲーム差がついている3位・ソフトバンク。一部からは「優勝は諦めて若手育成に切り替えるべき」といった意見も上がっているが、今回の助っ人補強は果たして吉と出るのだろうか。
文 / 柴田雅人