問題となっているのは、「1-1」と同点の3回表2死一、二塁でのこと。ヤクルト先発・小澤怜史は打席のノイジーに、カウント「1-2」からスライダーを投球。ノイジーは外角高めに浮いた球をスイングするも力ない右飛に終わった。
打球が右翼へ上がった直後、ノイジーは捉えきれなかった悔しさからか、左手に持っていたバットを振り下ろすように地面に投げ捨て、一塁へ走り出す。その後、一塁ベース手前で立ち止まると、今度は右手でヘルメットを地面に叩きつけた。
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このノイジーの態度に、ネット上では「今のノイジーの姿はちょっとないわ」、「凡退のイライラを物に当たるのはみっともない」、「悪いのは道具じゃなくて自分だろ、何勘違いしてんだ」、「立て続けに2回やったのも印象悪いわ」などと批判が寄せられた。
「今季から阪神でプレーするノイジーは真面目で繊細な性格ということが伝えられていますが、試合ではそのナーバスさに拍車がかかるのか、凡退時にバットを地面に投げ捨てる様子がしばしば見られます。今回も場面は勝ち越し機だったため、ピリピリした雰囲気で打席に入り、打てなかったことで思わず感情を出してしまったということなのでは」(野球ライター)
ファンからひんしゅくを買っているノイジーだが、一部からは「近本への死球に苛立ってた部分もあるのでは」といった指摘も。近本は2日・巨人戦で右脇腹に死球を受け右肋骨を骨折しているが、一軍復帰2戦目となった23日・3回表1死二塁の場面で、小澤が投じたストレートが右脇腹付近へ。近本がとっさに避けたこともあり、直撃ではなくユニホームをかすめる死球となったが、後続打者としてこの光景を見ていたノイジーは、故障悪化もあり得たと怒りを抱いたのではという見方もあるようだ。
23日は「4打数無安打・1四球」と1試合を通じて沈黙したノイジー。これもあり、3回表に見せた態度が悪目立ちしてしまった格好だが、次戦以降は冷静なプレーで結果を出したいところだ。
文 / 柴田雅人