女形の大御所である坂東玉三郎が先ごろ、セルフプロデュース公演「PREMIUM SHOW」(9月2日〜)の会見で、大劇場出演からの〝引退〟を示唆したのだ。
「数少ない集客が期待できる一人とあって、歌舞伎を主催する松竹の関係者は落胆している。とはいえ、女形の場合、衣装もカツラも重たいので、73歳の玉三郎は体力的にキツくなってしまったのでは」(演劇業界関係者)
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もともと、猿之助は緊急搬送された当日の5月18日発売の「女性セブン」(小学館)にて、一門の弟子や共演者の男性たちに対するセクハラとパワハラを報じられ、それが原因で〝一家心中〟を決意したとも言われている。
「記事に具体的なことはあまり書かれていなかったが、実情はかなりヤバイようだ。おまけに、『デイリー新潮』が報じた、猿之助の未成年に対するセクハラ問題で警察が捜査をスタートさせたという情報もある。いずれにせよ、逮捕は時間の問題なのでは」(全国紙社会部記者)
そして、猿之助の件と玉三郎の〝引退宣言〟の関係がここにきて浮上しているというのだ。
「玉三郎といえば、2001年に当時未成年の元弟子の男性から、『セクハラ行為を受け、精神的苦痛を強いられた』として1200万円の損害賠償を求め提訴されてしまった。元弟子が主張するに、セクハラ行為を受けたのは6年前の1996年だったというから元弟子はまだ13歳。当時、ほとんどニュースにはならずに和解したが、ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏の少年たちへの性加害問題がクローズアップされているこのご時世なら大問題になっていた。玉三郎はその件を蒸し返される前に身を退く決意をしたのでは」(演劇担当記者)
人間国宝の玉三郎だけに、晩節を汚さないままで引退してほしいものだ。